通訳、翻訳、音楽な日々


by sarah103
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カテゴリ:映画・ドラマ( 9 )

Life is Beautiful

このあいだ次女と映画に行ったと言ったら長女がすかさず、“お母さん、私も一緒に映画連れて行って!”

そりゃああなたも行きたいよね。ということで、行きましたよ、雨の中を、中洲大洋劇場の午前10時の映画祭へと。

大学生は500円で観られるということで、カンヌ国際映画祭でグランプリを獲った1997年制作のイタリア映画、『Life is Beautiful』を鑑賞。

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ベタなギャグ連発の前半にはちょっとついていけない部分もあったが、最後には作者の思惑通りに嵌められたというか、父親のこれでもか感満載のひとり息子と妻への愛情に負けた。

第二次世界大戦下のユダヤ人収容所の状況描写には賛否両論はあるだろうけれど、観てみて損はない映画だ。

帰宅した次女が即、反応した。“お母さん、次の映画祭は『ショーシャンクの空に』だって”と瞳をキラキラさせて訴えてくる。

はい、ティム・ロビンスは好きな俳優だし、そもそもその映画は母のお気に入りです。そのうちに行きましょう。


by sarah103 | 2017-04-29 22:22 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)

MOONLIGHT

高3の娘にせがまれて一緒に鑑賞。ここ福岡の中洲大洋劇場は福岡の映画館発祥の地でもある。
フランス仕立てのレトロな上映場を抱える映画館を次女はとても気に入っている。イマドキのシネコンより100倍お洒落で大好きだと言う。

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上質で美しい映像そして重めの内容で、静かに心の奥に訴えかけてくる映画だった。
ブラッド・ピットの制作会社PLANBプロデュースだからという単純な理由で訪れた私。

あまりにいろんなことがありすぎて発話さえ難しくなった主人公シャロンの、それでも愛しい人から語りかけられた質問に精一杯応えようと、絞り出すように発する、まあそんなもんさ、とでも言うような“Something like that” このセリフひとつが切なくて、心の中で泣いていた。

もう一度観る。今度はひとりで。
by sarah103 | 2017-04-24 21:32 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

Jorge Donn & Steve Jobs

おかげさまで忙しい毎日。仕事が大変なのはみな同じ。それぞれにいろんなものを抱えながら日々の糧のために働いている。普段は誰も、表立ってそうは口にしないけど。

息抜きはたまに一人で観る映画。一ヶ月ほど前に『愛と哀しみのボレロ』(1981)を初めて観て、ジョルジュ・ドンの踊りに見入ってしまった。素晴らしい。ラヴェルのこの曲は大好きだけど、当時は食指が動かずこの映画を観ずじまいだったのを軽く後悔した。

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ごく最近では『Steve Jobs』を。これが良かった。映画というよりは舞台劇。緊張感のあるセリフの応酬が気持ちよいほど。彼にまつわる有名なエピソードのすべてが事実であるならば、ジョブズはまさに変人である。分別をわきまえたいわゆる大人のビジネスマンから見れば、上司としてはサイテーだと批判も受けようが、なにより他を圧倒する個性が際立っており、ひどく魅力的であることは間違いない。煮詰まってしまったら、また、映画観に行こう。

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大学受験真っ最中の長女は相変わらずおっとり、のんびりしているように見え、親としてはイラッとすることもある。とはいえ自分のことだもの、きっとやってくれるに違いないという希望的観測で見守るしかない。本番まであと一週間。 体調管理最優先の我が家の2月。
by sarah103 | 2016-02-19 23:21 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)

Les Misérables を観て

クレイジーと呼ばれてもかまわない、ほどの重症なレ・ミゼの舞台ファンである私は常々、この先映画化があったとしても、キャストをチェックしてみて、この人歌えない、と私が上から目線で勝手に判断する役者が一人でも混じっていたら落胆するのは明白なので観ない、とあらかじめ決めておいた。しかしそんな決心はどこへやら、封切り直後、映画館に足を運んでしまった。


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映画館は満席で、あいにく前方しか取れなかったせいもあり、歌の間その俳優のバストアップばかりが全面に押し出される格好のカメラワークがいささか度を越して単調に感じられたが、口パクでなく劇中生で演じながら歌うという画期的な方式が取られており、個々から自然と発せられる熱がビリビリと伝わってきて、歌に没頭出来、全体としてはとても満足。
ただし映画そのものとしては、前に観て鳥肌が立った昔のジャン・ギャバン版がずっと上だとは思うけど。

ジャン・バルジャンを演ずるのがヒュー・ジャックマンと知った時には小躍りして喜んだ。
映画『Xメン』のウルヴァリンではなく、ミュージカル、舞台俳優のヒューが一番華があるのだ。やっと来たのだ!これが喜ばずにいられようか。『オクラホマ!』等で披露した彼の美声を聴く機会を心待ちにしていたので、最初から最後まで出ずっぱりのバルジャンのヒューに魅了された2時間38分。『Who am I?』には圧倒された。

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ファンティーヌ役のアン・ハサウェイ。何かが彼女に降りてきたんじゃないかと思えるほど、ぴったりの適役だった。過剰な解釈が削ぎ落とされ、テクニックではなく魂で歌いきったという印象のアンの『I Dreamed a Dream~夢やぶれて~』には落涙した。

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一番懸念していたのが実はラッセル・クロウのジャベール。下手とは言わないが、ミュージカルには力不足な感は否めない。
宿敵バルジャンと対決する場面、そして『Stars~星よ~』『Javert's Suicide~ジャベールの自殺~』でのソロ一番の聴かせどころで盛り上がりに欠けてしまったのが唯一この映画で残念なところ。ただし、このジャベールもアリだと思えた存在感や演技には◎を!

エポニーヌの場面が映画では削られていたのが残念だが、サマンサ・バークスの『オン・マイ・オウン』は良かった。あとこの作品でスパイスとなる役どころ、テナルディエ夫妻のサシャ・バロン・コーエンとヘレナ・ボナム・カーターはさすがに上手い、言うことなし!バルジャンを改心に導いたミリエル司教のコルム・ウィルキンソンは舞台では堂々たるジャン・バルジャンを演じた人。嬉しいキャスティングだった。

『The People’s Song~民衆の歌~』など名曲が揃った『Les Misérables』は、憎悪が慈悲の心に触れ、赦しを得、救い、慈愛、祝福が底に流れる作品である。

後日娘二人を連れ、二度目の参戦予定。まだまだ私のレ・ミゼ熱は続く。
by sarah103 | 2012-12-27 23:28 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)
今年から娘の通う学校で、中1の体育の授業に柔道が組み込まれた。学校体育での柔道とは私の時代にはなかったことなので、安全面の確保はどうなっているのかと気を揉んだのが春のこと。女子を持つ親なら特にそうだろう。学校によってはダンスや剣道を選択し、導入したところもあると聞いていたので、そっちのほうが良かったのではないかと心配していた。

幸い、社外講師の方が指導についてくれていて、安全第一で授業は進んでいるらしくほっとした。
それにしても柔道着の洗濯!なんていまだかつて経験なし。手洗いと洗濯機でちまちまやろうとしたら、“お風呂場で、足を使って踏み洗いするのよ”と柔道男子を持つママ友に聞き、そうしたところきれいにはなるが、これがけっこう体力がいる作業で、終わったら汗が噴き出してきた。これが日常だとすると、自分で洗濯する子は別として、男の子の親は大変だと思った。

週末はめずらしく中3の塾が休みでぽこんと空いたので、家族揃って外出して映画と食事。
トールキンの原作を読破し、映画『ロード・オヴ・ザ・リング』三部作を制覇した娘たちは、『ホビット 思いがけない冒険』を希望。他に観たい映画もあったが、それは大人の楽しみにとっておこう。『レ・ミゼラブル』も実は今週21日の封切り後すぐに一人で行くつもりだったが、それを察知した娘たちから自分たちだって舞台だけじゃなく映画版も観たいのだ、おいていくなと非難され、(ミュージカル好きな私がバルジャン違いのキャストの舞台に2回連れて行ったせいだろう)別途企画することに。

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アニメ映画を鑑賞する親子連れで映画館は混み合っていたけど、字幕版ホビットは鑑賞する人も少なく、ほとんど貸切に近い形でゆっくり楽しめたのが幸運だった。外国人鑑賞客の割合が多く、私たちの席の前も後ろもそうだったのは近頃では珍しい。

さて映画。最近の冒険ファンタジー系映画一般に言えることだが、CGでの作りこみすぎの感は否めない。
ただしイアン・マッケラン演ずる灰色の魔法使い、ガンダルフ大活躍の3時間は過ぎるのが早かった。さすが舞台出身の俳優は存在感からして違う。英語も綺麗だし、セリフ回しも惚れぼれするほどだ。この人の伝説の舞台、『アマデウス』でのサリエリが観たかった。ケイト・ブランシェットは出番こそ少ないものの、鍵となる場面での品のある美しさが光っていた。

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『ロード・オヴ・ザ・リング』と異なり、オーランド・ブルームが出てないのが少々不満だった娘たちは帰宅後、劇中であったゴラムのなぞなぞ遊びの真似をしてふざけあっていた。はしゃぐ様子を横目にしながら、まあいい休日だったかなと、KALDIで入手したオーストラリア産ワインを解禁。久しぶりの赤が沁みた。

今週は仕事がピークを迎える。土曜日も出勤だが、充電できたことでもあるし、”お楽しみ”も待っている。はりきっていこう。
by sarah103 | 2012-12-17 08:59 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)

Babette's Feast

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今夜はデンマーク映画、『バベットの晩餐会』('87)を。
じわじわ、ひたひたと静かに心温まる作品で、クリスマスが近づくと観たくなる。

この時期、頻繁に耳にするのがLoving, giving and sharing. 
愛すること、与えること、分かち合うことの大切さ。

しかしそれは何もこの日に限ったことではないし、簡単なようで、とても難しいことでもある。
気づきをもたらしてくれる、良い機会がまたやってきた。

Happy Holidays to you all!
by sarah103 | 2011-12-23 02:31 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(3)
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噂のハートウォーミングな映画、、『ピンク・スバル』の劇場公開が4月16日より始まった。
皮切りは東京だけど、全国で順次公開される予定と知り、嬉しく思う。

”希望の星”スバル車を入手することが国民の憧れだというイスラエル。
パレスチナ自治区との境界に程近い”車泥棒の街”タイべが舞台となって織りなされる人間模様が話の中核となる。

気鋭の小川和也監督の手になるこの映画には、落ち着いた佇まいが魅力の小市慢太郎さんも出演されていて、期待に胸を膨らませている私です。
by sarah103 | 2011-04-19 23:02 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)

女神の恋

2003年放映のNHK連続TVドラマ『女神の恋』。
ふだんは舞台で美声を轟かせている大好きな山口祐一郎がラヴコメディに出演すると知り、毎晩楽しみに観ていた。

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不器用でいじっぱり、でもまっすぐな、松本明子演じる末松吉子のキャラが可愛かった。
オードリー・ヘップバーンへの憧れが高じて勘違い人生を歩んできたという設定も親しみやすくて、好感が持てた。

口にこそ出さずとも誰の心にもある、憧れの存在へのなりきり願望。
たまに褒められその気になってみたりして、愛すべき勘違いを繰り返しながら大人になってゆく。

ある時夢と目の前の現実のギャップに気づき、肩を落とすようなことがあったとしても、それまでの過程は甘く楽しく、薔薇色である。少なくとも私はそうだった。

今朝は番組のエンディング映像を。今は廃線となった宮崎は高千穂鉄道の列車が桜の中を、ゆく。 

春爛漫、山祐の笑顔が素敵。元気を出して。
by sarah103 | 2011-04-09 09:24 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)
昨夜からTBS系で5夜連続『99年の愛~ジャパニーズ・アメリカンズ~』(橋田壽賀子原作)が放映されている。私には米国に移民したいわゆる日系米国人の親戚がおり、ひとかたならぬ思い入れがあるせいか、これまでに日系米国人を題材にした小説や映画はほとんど読み、観てきた。今回ももちろん例外ではない。

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異国の地で生計を立てることの困難や人種差別、第二次世界大戦、収容所生活のなかでアイデンティティを失いかけ苦悩し、艱難辛苦を味わった日系人共通のテーマがここには立ちはだかっている。

俳優陣は実力派で構成され(岸恵子には驚いた)、2話より登場の中井貴一も泉ピン子も熱演ぶりが光る。場面それぞれの心理描写も含めてしっかり伝わってくるし、なんといっても今晩は二日目のオンエアで、まだ感想を述べるには早いかもしれない。しかし、この違和感はなんだろう。

『二つの祖国』(山崎豊子原作)や、『ヒマラヤ杉に降る雪』(デイヴィッド・グターソン原作)などで描写された日系米国人の姿と比較すると、物足りなさを感じる。ひょっとしてあまりにもこの題材の書籍に触れ過ぎて自分の感覚が鈍ってしまったのだろうか。

劇中の説明調のセリフも気になった。もともと橋田脚本はセリフが長いというが、あの当時の日本人、今でもそうだが、特に男性はこんなに言葉数は多くないはずだろう?

少ない言葉の中に万感の思いを込め相手に伝えようとする、当時の日本人の姿はそこにはないと感じた。もしかすると言葉の数を増やさないと作品を観ている今の日本人には伝わらない、そういう制作側の意図があるのだとしたら悲しいことだ。

番組を見ながら今から20年以上前、アメリカに移民した親戚と初めて会った時のことをふと思い出した。英語に泣かされた日系一世で、背が高く、ヴィヴィッドな色のアロハシャツに身を包みダンディな、今のアメリカの若者言葉で言うところの"Dude"(=デュード、お洒落でカッコいい人)だったが生活には相当苦労したらしい。

「あんたは英字新聞を、辞書を使わんでちゃんと読めるか?」

「英語を仕事にするのなら、アメリカさんに負けたらいかん。生きていけんぞ」

その子供たち、孫たちは日本語を、もうまったく話せない。日本人の顔かたちをしているのに、今では私とのコミュニケーションもすべて英語だ。ちょっとさみしいけど、それが現実だ。

偉そうに文句をつけてみたものの、いったん見始めたドラマでもある。最後まで見届けることにしよう。少し印象が変わるかもしれないという期待を抱きつつ・・・。
by sarah103 | 2010-11-05 00:02 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(4)