通訳、翻訳、音楽な日々


by sarah103
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カテゴリ:本( 43 )

21世紀に生きる君たちへ


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今日は長女の入学式。

テレビでは「明日の天気は下り坂、春の嵐にご用心」と繰り返していたが、親としてはひとつづつ、こうして節目に立ち会える喜びで、晴れやかな気持ちである。

娘の入学祝にと、本を頂いた。もとは司馬遼太郎が小学校用の教科書に書き下ろしたもので、大人の心にも響く良書である。ドナルド・キーン監修の英訳も平易でとても読みやすかった。

To You Who Will Live in the 21st Century. 

私はこれから何を、娘たちに伝えてゆけるだろうか。
by sarah103 | 2016-04-07 00:38 | | Trackback | Comments(0)

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パソコンやスマホを長時間眺めていれば誰だって首や肩が張ったりするけれど、自分でも気づかぬうちにしかめっ面になっているそうな。

凝っているのは身体だけじゃない、顔もそう。そんな「スマホブス」症状が出ているのは自分でもわかっているつもり。

固まった筋肉をほぐしてスッキリしたいと手に取ったのは、村木宏衣さんの『顔筋整骨 セルフビューティ』。

前に一度ざっと読んではみたものの自分でやるのは大変そうだと放っておいたが、ここにきて心を入れ替え、空いた時間に実行中。

娘たちは「どうせまた、長くは続かない」と思っている(に違いない)。たまには予想を裏切ってみたい。

by sarah103 | 2014-10-20 01:51 | | Trackback | Comments(4)

Season's Greetings




Merry Christmas to boys and girls of all ages!


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by sarah103 | 2012-12-23 02:33 | | Trackback | Comments(2)

THE AMERICANS



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初版から50年、Robert Frank本人監修による新装版がリリースされたと知り、早速ポチった。

ワクワクしながら写真集の到着を待つ。これも楽しみのうち。
by sarah103 | 2012-11-30 07:26 | | Trackback | Comments(2)

きょうの猫村さん

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2003年よりネットで連載中。
その人気ゆえに単行本にもなった、ほしよりこの『きょうの猫村さん』(マガジンハウス)に、今頃になってハマっている。
スーパー家政婦ならぬ、家政猫の”猫村ねこ”の日常が描かれた漫画で、昭和の香り満載の、心優しく、どこか抜けてるおせっかいな猫が愛らしい。

さらっとエンピツ一本で描かれている画も、無駄なものが省かれているせいか、うるさくなくて気に入っていて、いつもにやにや、くすくす笑いながら読んでいる。ユーモアのセンスが効いた秀作だと思う。

料理上手な猫村さん、エプロンのリボンはいつも縦結び。お昼寝得意でイラッときたら、爪を研ぐ。(ネコだけに)
生き別れの”ぼっちゃん”との再会を夢見て毎日せっせと働く、そんな猫村さんが可愛くて好きだ。

こんな猫、いたらいいよね。きっと毎日が楽しくなる。
by sarah103 | 2012-02-26 14:43 | | Trackback | Comments(0)
11月に入った。こちらの思惑などお構いなしに、あれよあれよというまにこうして一年が過ぎてゆく。
年の初めにはああもしたい、こうもしたいなどと自分なりの目標設定を掲げて過ごしてきたつもりが、あれもこれも半端に終わりつつあるのが残念だ。

ところで昨日は中2がプリントを持って帰ってきた。近々、担任の先生と進路についての三者面談があるらしい。
あぁ、いよいよ受験かぁ。娘共々のんびり構えていた我が家だが、そろそろ重い腰を上げねばならないようだ。う~む・・・

と溜息をついたところで、最近手にした脳科学者の茂木健一郎氏による、13歳から15歳の子供たちからのいろんな質問に答える形で書かれた本が面白かったことを記しておこう。


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個人的に印象深かったのが、瞬間にして集中力を高めるやりかたについての記述(本日の記事のタイトル)。
勉強がスポーツと一緒なら、試合が始まった途端、フルスピードで疾走せねばならない、とある。
その瞬間集中法を氏は「タイガー・ジェット・シン方式」と名付けている。

茂木氏は小学5年生で初めて観たアントニオ猪木とカナダのプロレスラー、タイガー・ジェット・シンの試合で、ジェット・シンの、リングに上がればあとはトップスピードで本気の勝負をかけるという、みなぎるエネルギーと生きざまの虜となったらしい。

スタートを切ったらマックスの瞬発力と集中力で駆け抜ける。躊躇せず、振り返らず、一途に走り抜けるのだという説得力のある言葉に半ば気押されながらも、勉強や試験に限らず、仕事にも通じるものがあるなあと妙に納得して本を閉じた。

そして今、サーベルを手にすごい形相をした”インドの狂虎”の写真を眺めつつ、遅まきながら中2の受験準備支援に入らんとする母である。なんだかよくわからないが、とってもハイテンションな気持ちで週末を迎えている。
by sarah103 | 2011-11-05 02:18 | | Trackback | Comments(4)

記憶スケッチアカデミー

記憶ほど自由で、しかも曖昧なものはない。

かつての人気消しゴム版画家、ナンシ―関の記憶スケッチアカデミーでも証明されたように、人はそれぞれ自分の思うように、信じたいように人のことや出来事を覚えているものらしい。あるひとの記憶のなかではたとえば、不二家のペコちゃんが楳図かずおのへび少女似であったりするものだ。

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楽観的に考えて人生80年とする。物理的にあの世に持っていけるものはなにひとつないが、人生の旅路の果てに自分がさて、どんな風に人さまの記憶に残っていたいのかというと、老婆になってもそこは女ゆえ、あのひとは心根の良い、かわいらしい人だったとか、いつも笑顔が素敵だったとか、話すと楽しい人だったとか、そんな風であったらいいなあと思ったりする。

人の記憶は断片的な印象に左右されるという。したらば、これまでのことはいったん脇に置き、今後は出会いの一瞬が勝負となるか。一期一会の精神で、明日から出直したいような、もの思ふ秋。
by sarah103 | 2011-10-29 21:49 | | Trackback | Comments(2)

13歳のハローワーク

仕事帰りにママ友とばったり会った。誘われるまま2人でお茶を。
話題は子供のこと中心で、学校に部活、友達関係、昨今の中学生の携帯やネット事情など。

話すうち、少し前まで仕事で占領されていた頭の中が子供の事でいっぱいになる。
「たら・れば」はナシよ、と自分に言い聞かせつつも、あのときああしてあげていたら、なんて反省や後悔はしょっちゅうだ。時は容赦なく過ぎてゆくものではあるけれど。

ところで近々、中2の娘が職場体験に出かけるという。生徒たちはそれぞれ希望する仕事を二日間に渡って体験させてもらえると、皆、楽しみにしているらしい。

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本人は、前に誕生祝いでいただいた村上龍の『13歳のハローワーク』を舐めるように読んでいたので、興味のある仕事についてのおおまかな情報は得ているようだ。

13歳という、大人の世界の入口に立ったこどもたちが好奇心の対象を探せるようにと、将来の職業の選択肢を網羅したこの本。私も読んでみたくなり、貸してもらったところ、通訳のページにうっすら折り目がついていて、ちょっとだけ嬉しい気持ちになった。

今回娘が体験するのはまったく異なる職種だったりするわけだけど、それもまた、いい。
ゆっくりと時間をかけて、自分のやりたいことを見つけてほしい。
by sarah103 | 2011-10-14 01:19 | | Trackback | Comments(0)

寝ても覚めても本の虫

児玉清さんの訃報を知り、寂しい思いだ。

広く知られるところではクイズ番組『パネルクイズ・アタック25』や、NHKBSの『週間ブックレビュー』での司会者としての顔であったりするのだろう。

児玉さんは特に海外作家と作品への造詣が深く、邦訳を待たずして原書でミステリを読むという大の活字中毒であった。そして私は、その知性に裏打ちされた品のある語り口がとても好きだった。

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謹んでご冥福をお祈りします。深い喪失感が訪れた夜に。
by sarah103 | 2011-05-17 22:43 | | Trackback | Comments(6)
d0012141_2273115.jpg開高健の著書、『私の釣魚大全』に収められている福岡は筑後地方にかつてその名を馳せた鯉獲り名人の話に引き込まれた。

まあしゃんとは実在した人物、上村政雄さんの愛称である。
この地方をこよなく愛した作家、火野葦平も何度となく取り上げているのでご存じの方も多いかと思う。

春は3月頃、水がまだぬるむ前が鯉獲りに適した季節。鯉獲りに筑後川に入る数日前から肉食を励行、身体から脂をみなぎらせて水をはじき、川底でじっとしている鯉に腕を伸ばし、その暖気でおびきよせてそおっと抱き上げる。捕まってしまっても鯉は暴れること一切なく、じっとおとなしくまあしゃんの腕に抱かれたまま。漁に使用する道具はなく、あるのはただ、裸の身ひとつだ。


d0012141_2244756.jpgまあしゃんが鯉獲りをするとたいてい、両腕と胸に3~4匹の大きな鯉を抱えて水から上がるというのでまさに名人芸。鯉獲りだけに一生を費やしたといっても過言ではない強烈な生きざまがここでは語られる。
これを真似ても、まあしゃんほど成功した人は今もいないという。

思えば“鯉こく”なるものを初めて味わった場所がご本人ゆかりの店で、川魚アレルギーの私もこれで川魚が食べられるようになった。

故人となったご本人は鯉獲り以外の私生活ではかなりのやんちゃ者だったらしいが、個性的な生き方を許容する、いわば太っ腹な時代背景にも彼の存在が輝いた一因があるのではなかろうか。

鯉とりまあしゃん、恐るべし。
by sarah103 | 2011-04-22 22:47 | | Trackback | Comments(0)